最高の武器。｜FCカリーニョ
投稿日：2013年06月19日 09時45分
今日は雑記です。
自分たちの前の試合がＰＫ戦となり、それをなんとなく眺めていた。
数えてはいなかったが、相当の子がＰＫを蹴っていたので
『同点でサドンデスとなっているんだな…』なんて思っていた。
先行チームの子がシュートを外す…
湧き上がる相手チーム。
同時に次のキッカーの子に注目が集まる。
緊張感に包まれる中、
シュートが決まる。
勝ったチームの選手、ベンチ、応援の保護者たちがみんなで抱き合って喜んでいる。
特にグランド内の選手たちは、
みんなで輪になって喜ぶ姿は印象的だった。
そんな中、
負けたチームの一人がゴールへ向かって走っていく。
背番号は『16番』
その先には
シュートを止められなかった仲間のキーパーいる。
勝敗が決まった瞬間から
その場でうなだれ、ゴール前で一人泣いている
近寄る、16番
背中をポンポンと叩き、手を引き
グランド中央で、同じくうなだれている、仲間のもとにキーパーを連れていく…
16番は、いわゆるキャプテンを任命されるような番号ではない。
もしかしたら、チームのコーチから常日頃から、
そういう指導を受けているのかもしれない。
もし、そうだとしても
彼は『思いやり』という
サッカーでは非常に大切なスキルを習得している。
彼にとって、このスキルは将来最高の武器になるだろう。
それはサッカーだけではない。
世の中、
将来が不安にになる悪いニュースで溢れている。
大げさかもしれないが
『日本の将来もすてたもんじゃない』
そんな風に思える光景だった。
