関東U-12サッカー大会埼玉県大会|熊谷南フットボールクラブ
6/23 埼玉スタジアムにて、関東U-12サッカー大会埼玉県大会に派遣審判員として参加してきました。
あいにくの雨の中、準決勝はA2、決勝はA1レフェリーを務めました。
派遣が決まってから、先輩レフェリーから『観衆が凄いからブーイングも飛ぶよ』、試合前は審判委員長から『BコートのA2は観衆に近いから良かったね』などと冷やかされ不安と緊張でいっぱいでした。
準決勝が始まると、もの凄い観衆の声援でしたが、試合はファールも少なく(そもそも、ベスト4に残るチームはどの選手も技術があり、体幹も強いので倒れることはあまりない)、主審の2級審判が安定したレフェリングで、延長PKになりましたが、ブーイングも浴びることなく無事に終わりました。
決勝戦前の審判打合せで、
4th(第4の審判員)の審判委員長『準決勝で白色のチームは結構掴んでいましたよ。』
主審の2級審判『俺さ、準々決勝でそれをピッピ、ピッピ全部ファールとってたら、"それじゃあサッカーになんねぇよ!“って野次とばされちゃったんだよ。』
私も最近いろんなカテゴリーの審判やるようになって手のファールがとれずに、ベンチや選手から文句を言われ、最近悩んでいる話です。
2級審判同士が『じゃあ、この位はとる?これだとどうする?、影響与えたらにしようか』などと2人でプレーを再現しながら話しているのを見て、『ああ、2級審判でも悩みは同じ何だな』と審判の難しさを改めて思いました。
すると4thの審判委員長が『ファールがとれずに試合が進んでしまうと試合終盤にベンチが荒れてしまうので、副審と4thの前で手を使ったら、我々が早いうちに潰してしまいましょう。』
※この場合、潰すというのは悪い意味ではありません。
その成果もあり、ベンチからの文句もなく決勝戦も無事に終わりました。
決勝戦の最中でも、4thの審判委員長から副審の体の向き、姿勢などのアドバイスを受けました。
『決勝戦の最中にごめんね』
『アドバイスありがとうございます』
緊張の決勝戦での審判委員長のこの余裕、さすがです。
さて、今回の派遣で私より上手な審判がたくさんいる(というか、私が1番下手)のに、どうして私を選んだのか、審判委員長に尋ねました。
審判委員長は『田島さんは真面目だから』と。
派遣が決まった後、キッズの浦部コーチはキッズの皆んなに『田島コーチが選ばれたのは、いつも練習後にランニングして、審判に必要な体力をつけ、努力しているからだ』と話して頂きました。
『真面目に努力』
サッカーに限らず何でも上達、上手くなるのに近道はありません。地道に努力するだけです。コーチや親がみているから練習するのではなく、誰も見ていないところで練習し努力を重ねることです。
私の中学3年の息子、数年前に後藤代表から、『ダイキは体幹を鍛えろ!』と言われ、その後今でも、毎晩風呂前に体幹トレーニングしています。1週間や1ヶ月ではトレーニングの効果は出ませんが、さすがに数年続けると成果が出ます。中学の試合で体をあてても負けることはほぼなくなりました。さぼる気なら、いつでもさぼれます。ただ彼は続けています。そのトレーニングが必要だと自分でわかっているから。
以前、中田英寿さんの良い話をアップしたことがありますが、今回長文になってしまったので、次の機会にアップします。
朝の土砂降りが嘘のように太陽がでて、
審判団も解散となり、
帰り際、『こんな素晴らしいピッチで天気も晴れて審判出来たら気持ちいいだろうなぁ』と思っていると、
審判委員長『田島さん、秋の全日本もお願いしますね!』
『 ... 』
『はい!喜んで‼︎』とは即答出来ませんでした。
また眠れない日が続きそうです。
引き続き精進してまいります。
審判部
キッズコーチ 田島